豊かな自然を眺めながらの知多半島横断トレッキング。目指すは伊勢湾に沈む夕陽の景色
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豊かな自然に恵まれた知多半島南部に位置する美浜町。今回はその美浜町を通って知多半島を横断するトレッキング旅。
お昼過ぎに三河湾側を出発して、目指すは伊勢湾の夕陽。歩く距離は約10Km・約2時間。急がずゆっくり自然と田園景色を眺めながら楽しみましょう。
今回のルートは、美浜オレンジラインをベースにして、弊社で調査を実施してご紹介する独自のルートです。
※道路状況等が変わっている場合があります
河和口駅
名古屋駅から約50分。河和方面の特急・急行列車は乗り換え無しで到着です。内海方面の列車の場合は富貴駅で乗り換えです。知多半田駅を出てしばらくは住宅地を走り、知多武豊駅を過ぎると火力発電所の煙突や送電塔、工場の屋根が見え、衣浦港の工場地帯が近づいて来るのが分かります。そして、河和口駅に近づくと三河湾の対岸が見え始めます。
河和口駅~憩いの広場
河和口駅を降りると駅前にはオレンジラインハイキングコースの案内看板が見え、トレッキングのルートを確認する事が出来ます。美浜町公式ホームページからもダウンロード出来ます。さっそく河和口駅前をスタートして、街中から林道に入ってしばらく歩くと憩いの広場に出ます。広場の奥からは目の前に広がる展望を眺める事が出来ます。
憩いの広場~見晴らし台
憩いの広場を出発して伊勢湾方面へと林道をさらに進むと、「見晴台」の看板が見えて来ます。見晴らし台からは、憩いの広場からの眺めとは反対の武豊方面の展望を遠くに眺める事が出来ます。オレンジラインを歩く方にも人気の眺めで、多くの方が写真を撮影してSNSなどに投稿をしています。ここで景色を眺めて小休憩をするのもおすすめです。
見晴らし台~オレンジ広場
見晴らし台からオレンジラインを西へと向かって歩くと、やっと休憩ポイントのオレンジ広場に到着します。地元の方によって整備をされた公園らしく、ここではゆっくり休憩をする事が出来ます。レジャーシートやコンパクトチェアを広げて知多半島の自然に囲まれ、季節の木々や花々の眺めを楽しむ事が出来ます。
オレンジ広場~菅刈池
オレンジ広場を出てしばらくすると、「鍋山一等三角点」の案内板が見え、美浜オレンジラインで一番高い場所に到着した事を知らせてくれます。ここからも知多半島の木々や花々を見ながら、菅刈池の横を通ってオレンジラインを進みます。菅刈池は野生の鵜の棲息地コロニーで、運が良いとその群れを見る事が出来ます。
菅刈池~鵜ノ池
菅刈池を過ぎると民家が見え、だんだんと景色が開け林道から舗装路になって来ます。ここからは一旦県道273号線に出るので車に注意しながら歩きます。県道を歩くとオレンジラインの看板が見えますので再び林の中に戻ります。この一帯は「鵜ノ池」と呼ばれる通り野生の鵜の繁殖地になっていて、菅刈池と同様に運が良いと群れを見る事が出来ます。
鵜ノ池~美浜緑苑との分岐点
鵜ノ池公衆トイレで小休憩をして、後はひたすら伊勢湾のゴール地点を目指します。ジョイフルファームからオレンジライン入り口まで県道274号線を横断して歩くので、ここでも車に注意します。美浜町の田園風景を眺めながら歩くと、オレンジラインと美浜緑苑駅への道が分岐します。看板通りに進みます。
美浜緑苑との分岐点~奥田海岸
分岐点を看板通りに進み、田園と森が入り交じった風景の中を歩きます。名鉄の高架下をくぐり大きな通りに出ると、伊勢湾が見えて来ます。道路を横断して街中を歩くと途中で国道247号線を横断しますので、ここでも車に注意します。国道を横断すると潮の香りがして来て、だんだんと海に近づくのが分かります。
奥田海岸
ゴールの奥田海岸海岸では、南北に続く海岸線を散策したり、休憩をしながら伊勢湾の景色を眺めたりなどをして夕陽を待ちます。5月頃からは強い海風もおさまり、遠くに紀伊半島、鈴鹿の山々を望む事が出来ます。愛知県の5月~7月の日の入り時刻は午後6時半~7時頃までですので、それまでは時間によって移り行く景色を楽しめます。
トレッキングルートマップ
持ち物(そなえは大事です)
- 履き慣れた運動シューズ、帽子
- フード付きウィンドブレーカー(レインコート・雨カッパ)
- タオル、ハンカチ
- 水筒(なるべく軽い物)、予備ペットボトル500cc
- おやつ・軽食、レジャーシート、ゴミ袋、ばんそうこう・湿布
- 地図(アプリ)、事前に歩くルートを地図で確認、簡易コンパス
- 上記が入るリュック(20L)程度 ※ベルトは不要です
トレッキングの注意点
- ルート上に私道や民家、進入禁止区域、崖等がありますので立ち入らない様にしましょう
- 途中、県道を通ったり(歩道なし)、国道を横断するので車に注意しましょう
- 起伏(高低差75m)のある林道を歩きます。30分を目処に休憩して水分を取りましょう
- むやみに草木を触らず、野生の動物・昆虫に気をつけましょう
- ハイキング等で焚き火による火事が多く発生しています。火気・煙草は厳禁です
- 雨天時や雨降り後の林道は滑りやすく、トレッキング中止をおすすめします